今日も飲まなきゃやってられない

人生の半分ぐらいを終えた女の仕事と日常

転職の話 〜そして闇の深い看護業界の話〜

 

あれは確か、30歳だか、31歳だかの時のこと。

 

ちょうど2人目を産んだあとで、保育園に二人預けて看護師として働くか、と思っていた私。

 

1人目を産んだ後も、一年で眼科のクリニックに就職して、パートタイマーで働いてたんだけど、2人目を産んだ後は正社員になることを見越してどこかで働きたいな、と考えてた。

 

で、この時利用したのが看護師転職サイト。

 

この看護師転職サイトも闇が深いんだけど、この時は転職サイトが看護師1人が就職するとどれぐらいキャッシュバックがあるのか知らなかったから、まぁ気軽な気持ちで使ったよね。

 

で、基本的には土日働けないから、医療業界で土日休みの職場って限られるのよ。

交渉次第では土日休みのパートにもなれるのかもしれないけど、でもやっぱり怖い看護師さんにびびりながら肩身が狭い思いで働くのってしんどいなぁと考えててね。

 

で、ナイチンゲールさんが言いました。

「看護の最終目標は在宅にある」と。

 

よく覚えてないんだけど、看護の基本となるもの、って本に確かそんなことが書いてあったはず。

ナイチンゲールさんは、生粋の理系でしかも軍人気質だと思ってて。

このあたりFGOの解釈と合ってるんだけど。

(それにしたってバーサーカーにしたのはどうなのよ)

 

じゃあ在宅に行ってみようかと、意を決して訪問看護業界に行ったのですよ。

 

この時の紹介屋さんの兄ちゃんの話だと。

「あそこはなぁ、悪くはないんですけど……、どうかな。60代のおばさん看護師が二人いて、つまりそんな歳の人でもできるぐらい仕事が楽ってことですけど」

なんて、何かこう歯切れの悪さがあったなと、今にして思うわ。

 

看護師なんて鬼のような女が8割を占めてる職場だから、新人時代から酷い目にあっても強く生きてきた私ですよ、ちょっとぐらい怖いおばちゃんなんてなんとかなるだろ、なんて軽い考えで、家から事務所が近かったし、面接に行ったの。

 

ばっちり普段着ないスーツを着て、履歴書も書いて面接に挑んだ私。

社長と思しき若いお兄ちゃんと、看護師のおばちゃんと会う私。

 

「リッツ食べます?」

 

と社長に言われる私。

机の上にある食べかけのリッツ。

食べませんでしたけど。

 

特に志望動機も聞かれないまま、時間などの条件を聞いただけで、どうやら採用になったらしい。

 

そして、私と地縛霊のようなもう一人のBBAとの3年間ぐらいの長い戦いが始まるんだけど。

 

また今度話すね。